小 説
ポチよ
泣かないで

 

 

T少年 U青春 V完結

田口紀生/ほのぼの童子

予告編(省略・抜粋)



第3話は少年の未来宿命を暗示する部分

 スクロール  下に

この物語は弟まこと
少年期の記憶を元に
想定 フィクション小説

T 少年編 

 

 4話  ポ チ


 ある日、まことゼンに連れられて親戚の家に出かける事になった。家を出て駅に向かう二人の後を、老犬のポチは何度追い返してもついて来るのだった。 …略


 …略    スクロール↓ 

 やがて汽車が近づいて来た時、ポチは改札口をあきらめて駅舎の横から線路を横切って走って来た。既に汽車は目の前まで来ていた。「危ない!」誘導していた駅員に大声で怒鳴られ、ポチは慌てて又引き返した。 …略
 

 
 まことがしばらく窓を見ていると、線路沿いの国道をトボトボと寂しそうに帰るポチが見えた。「あっ、ポチだ、ポチー!」汽車のガラス戸から手を振るまことに気がつくと、ポチは急に尻尾を振って「ワン!ワン!」と嬉しそうに吠えて走り出した。汽車は次第に速くなっていったが、それでもポチは息をはずませながら必死について来た。だが、忠霊塔の丘を登る道に差し掛かった時、突然柵が前方に現われた。「キャイーン!」「あっ!」柵に激しくぶつかったポチの姿はそのまま見えなくなった。  …略
 


 

 

 
 「婆ちゃん、ポチは何で連れて行かれるの?」ゼンは言葉に詰まってうつむいた。ゼンの悲しい横顔があった。(何か子供に言えない事情があるのだろうか…?)まことはもう、それ以上何も聞けなかった。すぐに表に飛び出したが、ポチは狂暴な野良犬たちの吠える檻に投げ入れられ、隅っこでブルブルと怯えていた。
 

  …略
 


 …略

 

  まことが心配そうに近寄ろうとしたとき、ポチを入れた檻の車はたちまち逃げ去るように排気煙を出して走り去った。「ポチー!」後を追って来た小さな主人の姿を見つけてポチは悲しそうな目で「ワオーン」と吠えた。 …略


 …略 
 

予告編   つづく・・・
ポチよ 泣かないで
T 少年編  一部紹介


読むと危険 条件付

体験講座(予告編)
文・節を省略・限定

第T章 少年編

第U章 青春編

第V章  完結編

本講座にて公開中 

予告編

限定版
1・34・・7・・11・・16・・25・・

T

少年編
 

 

風の記憶

 

さまよう猫

 

ポ チ

 

正義の使者

11 

妄 想

16 

英霊の塔

U

青春編

25 

祖母の遺志

限定公開
(1.3.4.7.11.16.25..)



ごあんない

少年の未来を暗示するように、ミケの身に起こる暗闇を彷徨う孤独の旅が小説のテーマです
家の建て直しまでの、冬の荒野をゆくミケの旅。孤独なが演じた暗闇の意味が推理できます
 
この場面は特に、なぞとき講座でも引用解説する、閃きを生む重要な記憶の回想シーンです。
引用場面には、謎解きの手がかりが潜んでいます…全体を通してお読み頂けば見えてきます。
まことを包む靄を一瞬で吹き散らしたの正体は…?

 全ての謎は 本編 本講座 



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二つに分裂した家と主人の間を彷徨うミケの正体は・・・  フォームより全巻

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